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  • 執筆者の写真ST.ROONEY

ST.ROONEYデニムが出来るまで

こんにちは

ST.ROONEY/セントルーニーの石橋です。


理想のST.ROONEYデニムを求めて訪れた瀬戸内海に面した小さな街。

世界的なジーンズを生み出す聖地「児島」


前回からの続き。


デニム作りの「匠集団」との打ち合わせは長時間に及びます。


なにしろ決めることが多い多い。

生地選びはもちろんですが,

デニムのデニムらしさを表現する象徴的な部分でもある

「ステッチ」

もしお手元にデニムがあったら,参考にご覧ください。


ポケット周りやベルトループ,前ファスナー周りやレッグ部分内側のステッチ。

腰の横のステッチなどなど,

その他にも細かな部分も含めた,かなりの箇所になります。


あらためてデニムを見ると,こんなにステッチが使われているんだと気づきませんか?


中にはデニム黎明期からの名残りみたいな伝統のものもあるみたいですが,

その全てのステッチに意味があって

全てのステッチに使う糸の色から,糸の太さ,縫い方の種類。始末の仕方など。

それら全部を決めていく必要があるのです。とにかく果てしない。


全てを,匠集団と綿密に打ち合わせ。


ベースの糸の色と太さを決めることが出来れば,8割がた作業はスムーズに進むんですがそのベースの糸の色を決めることに,とにかく難航します。

糸の種類がとにかく膨大😵


そのデニムの生地やカラーはもちろんですが,ステッチの色と太さ次第で,デニムから受ける第一印象・性格がガラリとかわるので,ここは超重要です。


「正解」が存在しない作業なので終わりはなく。

ひと通りのステッチカラーと太さを選び,あとはサンプルが上がってきた時にあらためて見直しをすることにしました。

 

ピスネームできた!


その打ち合わせから数週間のち,デニムにつけるピスネーム(piece name)が出来上がってきました。

※ピスネームは和製英語らしい


ST.ROONEYのオリジナルのロゴは線が細く,ピスネームだけでもロゴの太さを変えたほうが?という意見も正直ありました。しかし,ロゴのデザインはブランドにとっては超重要な部分なので,ロゴの線の太さは変えずに技術力に望みを託して製作してもらいました。


うまく仕上がるか心配だったのですが,繊細な部分も綺麗に出来上がり嬉しくなります。




有名なブランドのデニムなら,後ろポケットの横に赤のピスネームとか付いてたりしますよね。


ST.ROONEYはここ。こだわりの左ウエストベルト下です✨


この位置なら,トップスインで着たときに,ST.ROONEYロゴがチラッと見える「小さな自己主張」


かなり近寄らないと見えませんけど笑



デニムのファーストサンプルが仕上がるのが楽しみだなぁ〜


ST.ROONEY/セントルーニーの石橋でした。



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